2004年、奥田宏人の劇作発表を目的として設立された神出鬼没の演劇ユニット。
作品は主に現代劇。関西（大阪・神戸）を拠点に活動する。


現代社会、人の深淵に潜む総称して「闇」と包括される得体の知れない要素を具象化、浮き彫りにする試みによって、その対軸にある「希望」というテーマを紡いでいく。
性風俗や出会い系、持たざる人々、欠落・喪失・飽和、とりわけアンダーグラウンドにフォーカスを当てることが多く、生活の間近にあるものを切り取る緻密で繊細な心的描写や風景描写を特徴とする。
会話に重きを置くスタイルの一方で、近年は映像効果やダンスパフォーマンスなども取り入れるなど、エンターテイメント性も高まりつつある。

関西学院大学劇研究部76期以降の各世代の中心メンバーによって結成された表現活動を実現するためのプロジェクト。
主たる内容は演劇であるが、一般の劇団と異なり、複数の劇作家・演出家が存在し、複数のユニットによって構成される。

【主要ユニット】 千本なぐり・坂本企画・ピルココ